ビジュアライザ向けスペクトル分析 (Unity, C#)

github.com/keijiro/unity-audio-spectrum
Unity でオーディオスペクトルを分析するための簡単なライブラリを作成した。この手のライブラリは以前にも作ったことがあったけれど、それはあまりビジュアライザに適したものではなかった。今回の実装は、より一般的なオーディオビジュアライザの挙動に沿ったものとなっている。
作成にあたって、主にこの辺りの資料を参考にした。
- blog.leeburrows.com/2011/01/creating-an-audio-visualiser
- apmr.matelys.com/Standards/OctaveBands.html
このライブラリは前の VJ システムの実験で実際に使用している。自分で使ってみた感想は以下の通り。
- 4 バンドから 31 バンドまで様々なバンドタイプに対応したものの、アニメーションの入力として用いる場合には、もっぱら 4 バンドのものを使うことになる。それ以上の細かいやつは要らないかも……
- オーディオコンポなどでよく見られるフォールダウンタイプのピークレベルを取得できるようにしたものの、これはあまり使い出がない気がする。
- Inspector 上でスペクトルを見られるようにしたものの、動きが荒すぎてあまり役に立たない気がする。
- Mean level という形で「動きの滑らかなスペクトル」を取得できるようにした。これはアニメーションの入力として使うにはとても便利だった。
以上の結果を踏まえて、また改良していこうと考えている。